所有することは、責任を伴う。

AmazonPrimeやNetflixをはじめとするサブスクリプション型(定額制)のサービス。これらは、「所有する」ことから僕たちを解放してくれる。昨今は、ミニマリストにとって実に生きやすい世の中だ。現在、僕が「利用している」主な定額サービスはご覧の通り。

  • Amazon Prime(映画・ドラマ・買い物)
  • Spotify(音楽)
  • 楽天マガジン(雑誌)
  • テレビ東京ビジネスオンデマンド(ニュース・経済番組)

これらを駆使することで、

  • CD・DVD・Blu-rayなどのソフト
  • CD・DVD・Blu-rayなどを再生するハード
  • どんどん溜まる雑誌
  • どんどん溜まる雑誌を収納する本棚(空間)
  • HDDレコーダー

これらのモノを所有する必要がなくなる。そして、

  • CD・DVD・Blu-rayなどをレンタルしに行く時間
  • レンタルした音楽を取り込む時間
  • 本屋へ行く時間(+立ち読みする時間)
  • CMの時間
  • 自分に必要のないニュースを見る時間

これらの時間も削減でき、時間を有効に使うことができる。さらに、

  • ネットさえあればどこにいても観れる・聴ける・読める

という感じで、場所からも解放されるのだ。

利用しない手はない、最強定額サービス。Amazon Prime

  • プライム対象商品のお急ぎ便、日時指定便が無料
  • Prime Videoでプライム対象の映画やドラマが見放題
  • Prime Musicでプライム対象の音楽が聴き放題
  • Prime Photosには写真データ(psdやrawデータも!)を保存し放題

などなど、豪華てんこ盛りのスペックなのに、年間3,900円。月に換算すると、たったの325円だ。これは利用しない手はないだろう。

有料プランにこそ価値がある。Spotify

定額制の音楽配信サービスは乱立状態だ。Spotify、AppleMusic、AmazonMusic、AWA、LINE MUSIC、Google Play Musicなどなど、他にも多数ある。僕的には、Spotify、AppleMusic、AmazonMusicの3択なのだが、本命として落ち着いたのがSpotifyだ。

Spotifyには、無料の「Free」と、月980円の「Premium」がある。最初無料プランを使用していた時の印象は、正直言って「最悪」だった。しかし、有料プラン3ヶ月間100円のキャンペーンが昨年末にあり、物は試しと有料プランを使ってみたのだが、これが本当に素晴らしいのだ。

何が素晴らしいのか。簡潔に書くと「美しさ」「ユーザビリティ」「選曲アルゴリズム」の3つがとても優れている。詳しくは、別の機会に記事にしたいと思う。

iPadを持っているなら利用して損なし。楽天マガジン

雑誌の定額サービスもなかなかの乱立状態だが、実際には楽天マガジンとdマガジンの一騎打ちといったところだろう。両者とも価格も雑誌数もかなり近い。だが、1点だけ違いがある。それが、アプリのユーザビリティだ。dマガジンのアプリは、とにかくダサくて使いにくい。一方の楽天マガジンは、シンプル&クリーンなデザインで使いやすい。これが、僕が楽天マガジンを選んだ最大の理由。

ちなみに、料金は年間3,600円。月に換算すると、たったの300円である。情報が古くなりにくく、資産として蓄積される書籍と違い、雑誌はトレンドの情報に強い一方、情報を得たら不要になることが多い。そんな雑誌だからこそ、雑誌一冊分にも満たない月額で、何冊でも、どこでも読めるというのは実にありがたい。

なお、雑誌はさすがにスマホの画面で読むのは厳しい。最低でも、僕が使うiPad mini程度の画面サイズは必要だ。逆に言えば、タブレットを持っている方なら、雑誌の定額サービスは利用して一切の損はないと言える。

 バックナンバーを含めて地味に価値あり。テレビ東京ビジネスオンデマンド

最後はかなりニッチな定額サービス。WBS、ガイアの夜明け、カンブリア宮殿、未来世紀ジパングなどなどテレ東が誇る経済番組の数々がアプリやウェブ上で見放題になるテレビ東京ビジネスオンデマンド。どのワイドショーも不倫ネタしか報じない時勢でも、WBSは一貫して真面目なニュースを報じてくれるし、ガイア、カンブリア、ジパングのバックナンバーを数年前までさかのぼれるのは非常に嬉しい。

と言っても、本来なら無料で見られる地上波のテレビ番組に月額500円。テレビにHDDを繋いで録画しようかとも最初は考えた。でも、物は試しと使ってみたところ、その考えは消え去った。理由は、バックナンバーがさかのぼれる件以外に

  • 端末に依存しない(どこでも試聴できる)
  • 最初からCMがカットされている
  • チャプターで不要なニュースを飛ばせる

の3つがある。まず、TV、パソコン、スマホ、タブレットとどの端末でも試聴が可能な点。HDDに録画した場合、スマホで見ようとすると色々と面倒な作業が増えるが、そんな煩わしい作業から解放される。

続いては、最初からCMがカットされている点。オンエアで(CM有りで)見れば1時間かかる番組も、45分程度で試聴可能。「CMスキップ」のボタンを押す必要もなく、15分の時間を生み出すことができる。

さらに、WBSなどニュース番組の場合は、トピックス毎に丁寧にチャプターが設定されている。そのため、興味がなかったり、既知の情報だったりした場合は、チャプターでまるっとスキップすることが可能なのだ。WBSの1時間分の情報を、30分ちょっとでサクッと得られるのは実に素晴らしい。

コンテンツには対価を支払うべき

最後にお伝えしたいのは「コンテンツには対価を支払うべき」だということ。ここまで、割とお得感を強調していたが、特に映画や音楽はネットで探せばいくらでも無料の「データ」が転がっている。しかし、映画も音楽も雑誌もテレビ番組も、クリエイターたちが創造した「作品」(コンテンツ)である。

そんなコンテンツを、これからも楽しませてもらえるように、楽しんだ分はちゃんと対価を支払う。と言っても、これだけ世の中が変化した以上、全てをパッケージ版で購入するというのも違うだろう。ということで、せめて月数百円の定額サービスでも「お金を払って楽しむ」という姿勢が大切なのではと思う。そして、その方が美しい心で作品を楽しめると思うのだ。

所有することは、責任を伴う

誰かがそう言っていたが、確かにその通りだ。今日書いたサブスクリプションサービスのほか、AirbnbやUberなどのシェアリングエコノミー、その他どんどん増えるレンタルサービスなど、世の中の価値観はどんどん「所有」から「利用」へと変化している。それは、モノを所有する責任からの解放であり、より身軽な生き方の始まりでもある。ちょっと大袈裟だが、ミニマリストとして本気でそう思うのだ。