プラスマイナスゼロスティッククリーナー

シンプルに暮らす基本は、クリーンな部屋から。

コードレス式のスティック型掃除機を使い始めて1年が経つ。確実なことは、もう決して有線のキャニスター型には戻れないということだ。ロボット掃除機は掃除に革命を起こしたが、コードレス掃除機のここ数年の進化も実に革命的である。一昔前の、あのサブ機としてさえも役に立たないコードレス掃除機はもういない。

ゴミを吸うモップ

コードレス掃除機を導入するまでの僕の掃除スタイルは、毎日の掃除はモップで済ませ、週1程度で掃除機をかけるスタイルだった。だが、モップは所詮ゴミを吸ってはいないので、「モップをかけた直後なのにゴミ発見…!」ということが多かった。これがプチストレス。そして、キャニスター型の掃除機にいたっては、もう全てがストレスの極みである。重いし、コード繋がなきゃいけないし、コード引っかかるし。

そんな、掃除のストレスをあっさり解消してくれたのがコードレス掃除機だ。モップのようにさっと使えるのに、ゴミを吸い取ってもくれる。これぞ革命。バッテリーメーカーとモーターメーカーには感謝しかない。そして、毎日の掃除がモップから掃除機に変わったことで、床の清潔度がぐっと上がった。掃除にかける所要時間は一緒で清潔度は上がり、ストレスも軽減される。なんて素晴らしいのだろう。

プラスマイナスゼロ vs ダイソン

さて、ここからは僕の愛用するプラスマイナスゼロのコードレス掃除機「XJC-A020」について書いていこうと思うのだが、実はすでに生産終了品。後継機種として「XJC-B021」が登場しているが、基本性能はほぼ一緒。違いは、布団クリーナーの付属の有無と、カラーバリエーションの違いだ。

そして、僕がこの掃除機を購入する際に比較検討したのがダイソン。以降は、そんなダイソンとの比較を織り交ぜながら1年使っての使用感を書いていこうと思う。

とにかく軽い。重量はダイソンの1/2。

まず、この機種の最大の特徴はなんと言ってもその軽さだ。ダイソンの代表機種「V8」の重量は2.61kg。一方のプラスマイナスゼロは1.3kg。なんと半分の重さである。重い本体部は床で転がせばいいキャニスター型とは違い、全ての重量を片腕で持ちながら掃除をするスティック型掃除機において、軽さはとにかく重要だ。

長い連続運転時間。充電は週1で。

続いて、長い連続運転時間もこの機種の素晴らしさ。メーカー公式情報を引用すると、ダイソンV8は最長40分。一方のプラスマイナスゼロは最長70分。1回の充電で30分も長く使用することができる。そのため、そんなに大きな家でなければ週1回の充電でも十分に掃除が可能だ。

手に優しいハンドル形状。

特徴的な、ぐるっとひと回りするハンドル。これ、地味にグッドデザインなのだ。実際に使っていただくとわかるのだが、掃除をする場所や角度に合わせて手首に負担のかかりにくい位置を握ることができる。実際、不思議なもので僕も無意識に握る場所を変えて掃除をしている。

また、ダイソンは拳銃の引き金のようなトリガーを引くことで電源がONになるのだが、それはつまり掃除中ずっと手を同じ位置に固定して指でトリガーを引き続けなくてはいけないことを意味する。それに対して、掃除中に握る場所を変えられるプラスマイナスゼロは実に手に優しい掃除機でもある。

高重心。隙間掃除もらくらく。

重量は一緒でも、重心の位置によって体感する重さは変わる。スティック型掃除機には、モーターがヘッド付近にあるタイプと手元にあるタイプがあるが、断然後者の方が軽く感じることができる。また、モーターがヘッド付近にあると隙間やソファの下に掃除機が入らず掃除ができない。ということで、モーターが手元にあるのは必須条件なのだ。この点はダイソンも同じく満たしている。

ちなみに、一昔前までモーターがヘッド付近にあった理由は吸引力が関係している。当たり前だが、ヘッドにモーターが近ければ近いほど吸引力は上がる。そして、昔はそうでないとゴミを吸えなかったのが、モーターの進化によってヘッドから遠くても十分な吸引力を保てるようになったというわけだ。

主張しないミニマルなデザイン。

これまでのキャニスター型掃除機は、クローゼットなど見えないところに隠すものであった。一方、スティック型掃除機はさっと掃除ができるよう隠さないのが基本だ。そういった「生活の視点」から考えると、スティック型掃除機は主張せずおとなしくインテリアに馴染むデザインが好ましい。

しかし、世の掃除機は「俺、めちゃくちゃゴミ吸いますぜ!」と言わんばかりのメカメカしいデザインばかりだ。これは、「販売の視点」から考えられたデザインと言える。実際、電気屋さんで見るとプラスマイナスゼロの掃除機はいかにも吸わなそうである。

その逆に、ダイソンの掃除機は実に吸いそうに見える。いや、実際に吸うのだが、あの派手なメカメカしい掃除機は決してインテリアには馴染まない。なかでも申し上げたいのが、あの特徴的な透明のダストボックスについて。ダイソン最大の特徴であるサイクロンテクノロジーが一目で伝わるあの透明のダストボックスは、確実にダイソンのアイデンティティとなり、ダイソンの成功を生み出した。

しかし、生活の視点で考えると大きな問題がある。それは、吸ったゴミを見ながら生活することになってしまう点だ。ゴミというのは決して見たいものではない。そして、吸ったゴミをダストボックスから捨てたとしても、細かいホコリは透明のダストボックス表面に付着してしまう。一度ゴミを吸えば、あの広告で見るキラキラとクリアに輝くダイソンには二度と出会えない。広告の美しすぎるCGと、実際の生活の場での見え方に大きな差があるのだ。

シンプルに、低価格。

ここまで、機能やデザインについて書いてきたが価格も重要な要素である。2018年1月30日時点でのそれぞれ公式オンラインストアでの価格で比較してみよう。まず、ダイソンV8は82,944円。一方の、プラスマイナスゼロは23,760円。これはすごい価格差だ。確かに、ただ穴が空いただけのヘッドのプラスマイナスゼロに対して、ハイテクなモーターヘッドのダイソンと言ったように、ダイソンが高機能であるのは確かである。

だがどうだろう、「日々、シンプルに手軽に掃除をする」という視点で見れば、軽くて優しいデザインのプラスマイナスゼロの方が暮らしにフィットするように僕は感じる。

ロボット掃除機の併用で掃除をよりシンプルに。

そして、最後に僕がおすすめしたい買い方をご紹介。もし、ダイソンV8を買える予算があるのであれば、その差額でロボット掃除機を合わせて買うのはいかがだろうか。スティック型掃除機で手軽に掃除ができるようになると言っても、広い家の場合はやはり大変である。そこで、ロボット掃除機に主要部分の掃除を任せ、ロボット掃除機がカバーできない細かい場所や「ちょっとゴミを吸いたい」という時にプラスマイナスゼロのスティック型掃除機を使うという組み合わせだ。

シンプルライフの始まりに。

シンプルに暮らす基本は、クリーンな部屋から始まる。クリーンな部屋は、シンプルな掃除習慣から始まる。そして、シンプルな掃除習慣は、シンプルな掃除道具から始まる。シンプルな掃除道具であるプラスマイナスゼロのスティック型掃除機から、シンプルな暮らしを始めてみてはいかがだろうか。

・・・

プラスマイナスゼロ コードレスクリーナー B021